コンタクトの情報

たとえば、今日あったいやなことや、楽しかったこと、あるいは明日の予定などです。
線の交差する点がズレたり、目印が二個見えたりしていませんか?多くの人は変化を感じるでしょう。 この変化は、意識と心の在り様が、眼球の向きを変え、見え方に影響を与えていることを教えてくれます。
同じように日印を見たまま、おなかに力を入れたりゆるめたりしてみてください。 あるいは呼吸のスピードを変えたり、全身をこわばらせるように力んでみたりしてください。
線が交差する場所や、線と目印の見え方に変化が起こりませんか?この変化は、身体の動きによって、左右二つの眼の向きが狂わされるということを示しています。 日常的にものを見るなかで、意識や心、また身体の在り方によって、眼は揺らされています。

能力を高めるほうにも、その逆に低下させるほうにも揺らされます。 しかし通常、脳はその変化に気がつかないものです。
このチェックで変化を感じた人は、眼と心・意識・身体が関係しあっていることを実感できたといえると思います。 両眼を寄せてくる運動(輯鞍)、遠くへ向ける運動(開散)のチェックです。
自分では動きがわかりにくいかもしれませんので、だれかに手伝ってもらったり、ビデオに撮ってチェックするのがよいでしょう。 老眼鏡を使っている人は、必ずかけて行ってください。
遠方を見るときはボヤケてしまいますが、眼には影響を及ぼさないので、そのまま見てください。
【方法】
@二メートル以上遠くにあるカレンダーなどの文字と、10センチぐらいの近方のもの(眼の前に立てた指の爪など)を目印にします。
近方の目印は、眼の高さで、両眼のちょうど真ん中あたりに置きます。
A遠方の目印と近方の目印を交互に見ます。
B左右両方の眼は同時に寄ってくるか、動きが滑らかか、スピードが速いかなど、寄せたり聞いたりの眼の動きをチェックします。
C近くの目印を下方、上方に動かして、同じようにチェックします。
下方は鼻の下あたり、2m以上遠くにある目印と、10cmぐらいの目印を交互に見る。
・左右の眼の寄り方をもう一人がチェック、上方はオデコの前あたりを基準にします。

両眼が同時に寄ったり聞いたりしていますか?・両眼が同時に寄ったり開いたりしている。
・片眼が寄らない、または片眼だけ動きが悪い。
このほか、片眼だけ遠くへ向くのが遅い、下方や真ん中では寄せることができるのに、上方になると片眼が寄らないという人もいると思います。
・両眼が同時に寄ったり開いたりしている。
両眼の向きがそろい、スムーズに動いている眼です。
・片眼が寄らない、または片眼だけ動きが悪い。
自分では近くの目印を見ているつもりになっていても、外から見ると、両眼で見ていない人は意外と多くいます。
この場合、寄りにくいほうの眼は近視になりにくい傾向があります。
片眼の寄りが不足する動きは、線が一本しか見えない人や、二本の濃さの差が大きい人に起こりやすくなります。 自覚としては線の見え方に表れてきますが、実際の動きとしては、このチェックのようにだれかに見てもらってアドバイスを受けるのも、自分の眼を知るにはよい方法です。

また、寄りが強いほうの眼、早く寄ってくる眼は、視力低下を起こしゃすい傾向があります。 それぞれのチェックで、眼の傾向と、起こりやすい症状などを紹介しました。
チェックシートの距離に限界があり、遠方での傾向を示すことができないのが残念ですが、後の章で他の方法も紹介していますので、試してみてください。 また、理屈は同じですが、紐にビーズを付けた「ブロックストリング」という方法があります。

三メートル以上の紐に印をつけたもので試してみてください。 チェックの中では、ズレや歪みがあっても、原因がいくつか考えられるため、これはという具体的な改善方法を挙げることができないものもありましたが、両眼の視線の高さチェックでは少し具体的に書いています。
他のチェックでも同じことがいえます。 メガネを使用している人は、行きつけの眼鏡庖で両眼視機能検査を受け、レンズの中に機能を高める仕組みを入れてもらうか、眼の使い方の指導をしてもらうなど、相談してみてください。
視力がよい人も、眼の疲れや、集中持続力の低さ、そして近年ふえているドライアイといった症状を抱えていることが多いと思います。 チェックで病的に気になることがあれば病院へ。
そこで問題がなければ、「二つの眼の使い方のクセ」から解決の糸口が見つかる場合も多いので、眼鏡庖で両眼視機能検査を受け、相談に乗ってもらいましょう。 また、前述しましたが、入力する「眼」と出力する「身体」は、切っても切れない関係といえます。
整体や鋪灸といった身体の修正からアプローチするのも一つの方法かもしれません。 最近は、眼に対する理解を深めている整体・鉱灸師も多くなっていますので、訪70ねてみるとよいでしょう。
次章で、「見る」ということ、眼の仕組みについて詳しく説明します。 自己チェックでわかった自分の眼の使い方の特徴を頭において読んでいただければ、より理解しやすいのではないかと思います。
人間には二つの眼がある、それはだれもが知っています。 左右どちらの視力がよいか、また、どちらが利き眼かといった知識を持っている人もいるでしょう。
しかし、二つの眼が連動してどのように働いているか、またどのような意味があるかを正確に答えられる人はあまり多くありません。 左右二つの眼があることで、片眼で見ることに比べ、視野の広さや奥行き、平衡感覚、立体感をより感じられます。
視力も向上します。 事故や病気などで片眼を失ったときの予備という意味もあると思います。
片眼より両眼のほうが、外界の情報をとらえるには明らかに有利なのですが、二つあるからこその不都合も起きます。 自転車にたとえると、一輪車の場合は不安定でスピードも出ませんが、構造が単純なので故障はあまりしません。

それが二輪車になると、安定し、スピードも出ますが、構造が複雑なためチェーンが外れるといった故障も起こりやすくなります。 同じように、眼も二つあることで、機能の異常が出やすくなります。
眠くなったとき、読んでいた本の文字が二重に見えてくる、酔っ払うとものが二つに見えるなどという経験をしたことがないでしょうか。 あるいは、普段でも両眼より片眼で見るほうが見やすい人もいると思います。
これは、自転車でいえばチェーンが外れた状態です。 眼には外眼筋と総称される六本の筋肉がついています。
この左右それぞれの筋肉がうまくコントロールされて動く必要があります。 手や足と違って眼の筋肉は普段自分では見えないどころか、ほとんどその存在すら知らずに過ごしています。
そのため、左右の眼を連動して使う技術を意識的に高めようとすることもほとんどありません。 双眼鏡にはのぞく穴が二つあります。
両眼の間の幅とピントを調節して、二つの像を一つにして見ます。 両方のレンズのピント合わせをし、そのうえで眼の幅にしっかり合わせないと、双眼鏡をのぞいたときに像が一つに結ばれません。
人間の眼もこれと同じです。 うまく連動しないと、左右それぞれの眼で見ている二つの像を、合成して一つに見ること(融像)に、余分な時間や労力がかかるので、過度の緊張が起こります。


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